変化するにちにち

静かないのち

静物。「still life」。じっとして静か、と結びついたたのは昔々のある日突然だった気がする。静寂と重なり、still life の語感もいい。ものの内側はどうか知らないが、じっとして動かないいのちがとくべつに感じられたのは、6日、9日、15日があるからかと思う。

宮崎産のカラーピーマン。大きくて色がきれい!

猫じゃらしと、これもほおずき?

森の径の染井吉野、根元から幹が捻れて伸びている。〈何か〉を象徴するかのようだ。虚のなかの顔も捩れている。

椿(山茶花?)の葉に乗っているサルスベリの花。〈新宿イーストサイドスクエア〉に行く途中の「新宿7丁目。

猫じゃらし、えのころぐさ(狗尾草)、人によって名に好き嫌いあり?同じく新宿7丁目。近くに山桜もある。

ノルウェーカエデと書いてあった。通り過ぎてしまうような葉も、名によって立ち止まる。

〈新宿イーストサイドスクエア〉は、人の身体を考えて作られた、と確信する。直線、角がない。曲線は自然で身体にストレスを与えないのだろう。「サンクンガーデン」は地下だけど地上のよう、オープンエアで、階上がそのまま軒になって、雨のときも濡れずに外を歩ける。一度ご覧あれ!「君も遊歩においでなさらぬか」!

家では集中できず、図書館は休み、シニア館には行く気せずここに来た。チャイを出す店に入って、外に出たくなって、角のない石椅子に腰掛けて何をした?楽譜出して、小さな声で歌の練習。誰も見る人はいない?聞く人もいない?耳をふさぐ人……いるかも。外が気持ちいい!