変化するにちにち

「ミサ・ソレムニス」オケ合わせ♪収斂一日♪明日開花♪

一昨日昨日、二回のオケ合わせのエネルギーが静かに渦巻いている状態で明日を、一気に開花する《時光》を待っているような身体感覚。なんと気持ちの良い日、快晴だからではなく、もし雨だったとしても、きっとこのように思えるに違いない。

今までと違い今回のようにオケ合わせの次の一日を静かに休みの日に充てると、高揚感がいったん収斂された新たな身体となって、翌日に開花できる気がする。

もういちど宣伝を。

指揮:山神健志
ソプラノ:坂井田真実子
メゾソプラノ:布施奈緒子
テノール:中嶋克彦
バス:与那城敬
管弦楽:オラトリオシンフォニカJAPAN
合唱:南沢コーラス

ソリストの方たち、オーケストラの皆さんに乗せられて歌える。練習の最後の最後まで先生にいっぱい注意されて、毎回のように不安の中でオケ合わせに入る、そして乗せられて歌う。特にソリストの声、からだの震えるような柔らかい声あっての演奏会である。明日が楽しみ❗️

このような感覚の中で一年を振り返るのもまた良きかな!である。最初の頃はベートーベンの異常とも思える(すみません)音の変化、高低の激しさに、身体がついていかず四苦八苦した(それもまた楽し)。

おかげで収穫は大であったと確信する(真っ先に自分で褒めなくては!)。今まで以上にからだと毎日関わった。気づきが即歌える、という事にはならないが、「一度身体が出来たということは、それが二回になり三回になりして常態化に近づく」を味方にして、「息る(生きる)身体」との関わりは楽しかった、本当に。

コンサートに来てくださる方に思いを馳せる。チケットを毎回買ってくださる方がある。案内のメールを出すと即返事をくれる友がある。「聴きに行きます」と留守電に入れてくださる方がある。「今回は行けません」のメールもまたありがたい。

2011年3月11日の後しばらくは歌えなかったこと、以前所属していた団では、予定していた五年に一度の演奏会をやるべき、自粛すべきと二つの意見があり、やめる人もいた。自粛ムード、余震の恐怖もあるなかでのコンサートは、それでも聴きにきてくださる方の雰囲気に包まれる、心に残るものだった。平和な日常でなければ歌えないことも痛感。

こころをこめてベートーベン「ミサ・ソレムニス」を歌いたい❗️