変化するにちにち

お盆過ぎの風

風が違う!お盆が過ぎると風が一変する。暑さも「盆過ぎ」の風に特別の感がある。この時期の風に、澄んだ空気に、そして故郷に繋がるからだが静がになる。

森のみちを通って早稲田へ。蝉の声が大きい。草の匂いがある、草刈る人がいる、電動の音が大きいけど草を刈っているのだと思えば気にならない。桜の木の下には毛虫も落ちている、蝉の脱殻、死骸もある。樹が多いのは気持ちよいが、鳥の糞もいっぱい落ちていて、日傘をさして、下を見て歩くことが多い、踏まないようにするためだ。11月だったか?夕方、牛蛙を踏みそうになって飛び上がったことがある。

「いんねん(一年)経っちひーんま(暇)がいらん」(一年経つのはあっと言う間)と、母が庭に立って、盆過ぎの風を聞きながら毎年のように言っていたことを思い出す。二週間近く夏休みがある職場だったので、20代はお盆はほとんど実家で過ごした。

《詠う》《盆過ぎて秋の風たつ早さ言う母を残して街へ帰らん》
(『潮は胸の辺りまで』より)二十代か三十代初めの歌だと思う

母のためのブログは、お盆に兄が帰って、デイサービスでの写真つきの日誌(食事、ゲームなどについて、写真と一緒に持たせてくださる)をアップしてくれた。それまでは、母が墓の横に座ってどこを見るともなく、遠くを見る視線が、哀感を帯びているようでちょっとやりきれなかったが、安心する。
デイサービスから帰あってくるなり大あくびして、「あいーだよ!遊(あす)んかだもだるっ(疲れる)!」と言ったらしい、いつものことで元気な証拠だと思っている。

……つれづれなるままに……