変化するにちにち

歌えてこそ日常

おーおー素晴らしい!
合唱の帰り道、暑いけれど暑さに勝って気持ちいいーと感じられる身体がいとおしい。歌があってこその日常。東京に帰ってきて一週間近く、何かが違うという思いは特になかったけど、今日「これがわたしの日常」とまず身体が感じ取ってくれて、おーおー素晴らしい!の感。そういえば「樹くん」の本に『私の身体は頭がいい』(文春文庫)というのがあったっけ(関係ないけど)。

日常にこだわる理由は一つ、それが大切だから。鹿児島に住む母の介護にひとたび帰れば、当然ながらここと同じ日常は無い。自ら望んで行ったにしても長引けば苦痛を伴う。

三週間ぶりの合唱で休憩なしの二時間プラス。難しくても何度注意されても歌い終わったあとの弛んだ身体は、三週間ぶりに少々不安まじりに行った今朝の身体とは全く別物。

身体に染み込むまで練習しまくるのだ!
一年に一曲の大曲、一通り音取りを終えて歌えるようになってからがスタート、行けども行けども際限なく壁がある。身体に染み込むまで練習しまくるのだ!器用ではない私はこの過程が大好きだ。「繰り返すうちに枠の外にひょいと飛び出る」(たしかこのような表現を能楽師安田登氏がされていた)時が必ずある、これを体験できるだけでもたまらん!のである。