— 詠う(短歌) — 短歌:2023-4「春麗」 2023年4月26日 母と私の味噌汁の味噌を溶いていた2019年冬がきらきら// 生きものとしてゆるやかに衰えて母はにこにこ死へ向かいます// 一身を挺し生きかた死にかたをにこにこ見せているような母// 喜びは母の身体に残るだろう「正月にまた帰って来ます」// ゆるびそめいのち生えそむ春うらら死あり再生あり春うらら// 生きもののようなぬめりをもつ春に父、祖父の順に呼ばれていった// 「好日」2023年4月号より 改行、改作しております ・ ⬆️雨の森の径
コメントを投稿するにはログインしてください。