変化するにちにち, 詠う(短歌)

短歌:<好日>2020年2月号より

   《五年前のマフラー》

《母の記憶ひとつ消えしか「弟が死んだそうだ」と言うようになる》

《ちょっと世間を眺めてくると腰掛けを抱えて母は庭へおりゆく》

《母の言う世間とはやがて去るこの世「アーナンダよヴェーサーリーは楽しい」》

《ただひとつ怒り鎮める手があった母の年金でマフラー買った》

怒りはもう思い出せないが、山形屋で買ったマフラーは重宝している。

どう頑張っても出せるのは4首のみ。

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外で少し歌って身体確認したあとカフェに行く。窓に向かって座るカウンター席があって眺めがいい。

本を読んでいる人、パソコン開いている人、勉強している制服姿の人などもいて、図書館プラスα的。なんだか地元感があって居心地良い。

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梅、今まで何年も桜の木とばかり思っていた。

この季節は沈丁花のこの匂い。ツーントサワヤカ。