変化するにちにち, 詠う(短歌)

短歌 :「好日」’18年 5月号より

               《ひかり》

悲しみはたいせつだからもう少しこのカフェにいてひかり眺めん   //

死者に向き地団駄踏んで哭くという「哭礼(こくれい)」いつの頃より廃れき  //

光美(は)しひかりさんさん兄の死に十方世界の影きわだてり   //

あの橋で母に一礼して去りぬ病(やまい)隠して帰省せし兄   //

今日も地に光降(お)りきて兄の死が母の後姿(うしろで)美しくする   //

・・・・・・・

改作が多い。後ろから2首目の「母の後姿」は「息するものを」だったけどよくない。自分の〈歌〉は見えない! これでいいのかどうか。

「〈うしろで〉という言葉もあるのよ、〈後姿〉と書いて〈うしろで〉と読むの」。教えてくださったのは東京支社の山本雅子。広辞苑には〈後(ろ)手〉しかないが、意味は後ろ姿なので〈後姿〉にしたが、結句が問題! 分かってはいるけど、、、。

ボサボサ頭を掻き毟っても(ぼさぼさでもなく、搔きむしりもしないが)どん詰まり。