変化するにちにち

『旧約聖書の世界』池田裕 著

「旧約聖書は単なる文学ではないし、単なる『聖』書でもない。[略]それはいわゆる『宗教』ではなく、生きた裸の人間としての自己に強い関心を抱いたヘブライ人の世界である」(表紙の言葉より)。

こう言ってくれる人を待っていたような気持ち。敷居が低くなるのではなく、一気に飛び越えられる。書き出しは、静かで温かく詩のような言葉、買おうと瞬時に決める。

西早稲田へ行くため、近道である早稲田教会?の、100年近い歴史を持つスコットホールの横を通る。私道だろうけど、通してくれる(勝手に通らせていただく)。ん?通路の横で古本のバザー。クンクン、何かが匂う、覗こう。という経緯でこの本にたどり着く。聖書づいている。

「クリスマスオラトリオ」のためには新約聖書を読まねば、、、だが、興味はやはり旧約聖書に行ってしまう。

もみの木の上に星が…。

売り場のおじさんと話をする。「山形孝夫先生ね、知っていますよ。宮城大学の教授でね……」、「私は◯◯書店を退職したあと…」、立ち話もエネルギーになる。毎月、曜日を決めてバザーをやっていますとのこと。

100円の値段がついていたこの本を手にして、もう西早稲田へ行くのはどうでもよくなったが、一応行こう。そこでも凄すぎる?収穫あり。「こんなことがあったのよ!」とこれは声に出して話してこそ……。書けば陳腐に早変わり。

帰りにも写す、夕陽が当たっている。おじさんもまだ居た。