いへもど(位牌元・本家)はおばんの13回忌の法事で、関東から仙台からも帰省しているという。法事を済ませて家で飲み直しに兄も弟も行っているが、母がいるからとわたしは遠慮。そのあと従姉妹たちから2回も強い誘い、母も「そいじゃれば早よ行がんか!(それなら早く行って!)」「あげめも忘れんじん持って行ーげ(お香典も忘れないで持って行きなさいよ)」。
迎えに来てくれると言うが、「んーにゃよが、歩んで行っで」、と気持ちは走って実際は歩きの速度。墓の横を通るけど、まだ夕方で丘の上の家に人がいると思えば怖くない。坂道も気持ちは走っている。きつい!行けども行けども心臓破りの?坂。
仏さまにお礼をして、「あげめ」を仏壇においてから挨拶。本家の男兄弟4人を含めて15、6人はいる。いとこ姉妹も来ている。
本家の次男三男たちとは50年近く会っていなかった。誘ってもらってよかった。賑やか賑やか、法事の時でないとこんなに集まることもない。
終わって外に出ると月明かりがやわらかい、墓まで見下ろせる……がゾクゾク。従姉妹の車に押し込んでもらう。