変化するにちにち

薩摩焼の里 美山(2017,6月)(2)

玉山(たまやま)神社へ。沈壽官窯から5分足らずで一の鳥居。

二の鳥居

上がるとお茶畑が広がる。

茶畑を縫って。

鳥居、いくつ目?

玉山神社。神社から見える海の向こうの祖国を思い、オノリソを歌うところがあったような、『故郷忘じがたく候』のおぼろげな記憶。

木が大きくなって昔のようには海は見えないのだと、14代(91歳?)が教えてくださった。奥にも社殿があり思いのほか大きい。

代々が大切にして来たであろう神社への道をゆっくり引き返す。

茶の実。

小さいころ茶の葉を釜で煎るのを手伝って、手がむくんだことを思い出す。

坂道の高いところにあった苺。

これも出遇い。

門構え(正門は別にある)?左右に被せてあるのは、韓国の伝統的な帽子、ハングルで何と言うのだろう?先祖への思いがここでも感じられる。

黒笠(フンニプ/흑립)というものだろうか?15代作の初代沈当吉像がこの帽子(冠?)をつけている。

朝も見た六角堂。

陶器のかけらを敷きつめた庭。

15代のギャラリーからの眺め。

2回目でも収蔵庫の代々の作品に溜息。帰る前に売店に入る。あっ!14代がいらっしゃる!初めてなのだけど懐かしい?いとおしい?!胸がいっぱい!

美山全体が空気は澄んでいるが、ここの壽官陶苑は格別。一歩踏み入れると気が違う、お寺にいる感覚。朝、全員で庭を掃かれるのだと聞いて納得がいく。