変化するにちにち, 母とともに(介護帰省・鹿児島)

朝の散歩:墓づい(まで)もやっとかっとじゃった

「こらよがひよいじゃっ、墓づいさんぽいいだっくうがいね(良い日和、墓まで散歩に行ってこようかね)」
と言いだす。途中で休憩を忘れているのか、一度も休まずに石段もちゃんと掛け声で登りきる。小さいころ近所だったユキノさんが去年亡くなったと墓石の名を見て知る。墓にはまだ?もう?誰もいないので少し休んで引き返す。

「もーこらふといでにゃ行っがならん、墓づいもやっとかっとじゃった、よんにゃいした。造花じゃっでこそ(もう一人では行けない、墓までもやっとだった、疲れた、造花だからこそ)」
と独り言。造花だと水を替えに行かなくて済む。
薬も朝自分で飲み、ガス、電気もしっかりとしている、わたしがそのままにしておくと消してまわる。

「こごはよがどごいじゃっで(ここは良いところだ)」
「あっが墓めいちんつで、じさんの買でくれらいだっじゃっで(あなたの墓参り賃と言って、じいさんが買って下さったから)」
をセットにした言葉を連発。日に何回もぐるぐる回る、元気な証拠。

炬燵に長く入っていると、人のことを言ったりする。あ、来るなと感づいたら立ちあがってお湯を沸かしたり、庭に出て避難する。今日も快晴。風は少しあって寒いけど暖かい、気持ち良い。

⬇️同じような服、だけど着替えてと言うだけ骨折り損!

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