変化するにちにち

「新豊の臂(うで)を折りし翁」

細川護熙著『中国 詩心を旅する』は前にも借りていたのに、白楽天についての内容は覚えていない。なので次の言葉に触れた時は、大きなショックだった。内容よりも忘れていたということに。

・・・(読みやすいように改行しました)

しかし、わたしにとっての白楽天は、むしろ諷諭詩と閑適詩のなかにある(132頁)。諷諭というのは、楽天自身の言を借りれば、世の人々を救済するという志を詩文を通じて行うことだ

「新豊の臂(うで)を折りし翁」という詩はそのひとつ、新豊というところに住む一老人が若き日に自らの腕を叩き折って外征のための徴兵を逃れたという話を主題にしている。

「臂折りてより」六十年を経た今も、寒い夜などは腕が痛んで眠ることができないが、自分の行動に悔いはないという。戦場での無意味な死を免れて生を全うできたからだ。楽天は老翁の口を借りて、為政者の行動を痛烈に批判しているのだ(132、134頁)

・・・長篇全49行ですがトリアエズ6行だけです。

新豊老翁八十八 / 新豊の老翁八十八

頭鬢眉鬚皆似雪 / 頭鬢眉鬚皆雪に似たり

玄孫扶向店前行 / 玄孫に扶けられ店前に向かって行く

左臂憑肩右臂折 / 左臂は肩に憑り右臂は折る

問翁臂折来幾年 / 翁に問う臂折れてより幾年ぞ

兼問致折何因縁 / 兼ねて問う折るを致せしは何の因縁ぞと

新豊のおじいさん。年は八十八で、/

髪も鬢の毛も、眉も鬚も、雪のように真っ白である。/

玄孫にささえられながら茶店の前を歩いていく。/

左の腕は玄孫の肩に掛け、右の腕は折れて垂れさがっている。/

おじいさん、腕が折れてから何年になるんですか。/

それに、どういうわけで折れたのですか。/

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『漢詩百選 人生の哀歓』駒田信二選(172~175頁より)この人の言葉のほうが丁寧で分かりやすいように思います。

前回、モウスグと書いたわりには、何だこんなもんかの域ですが、もう〈アタシには無理!〉と悟ってここであっさり終わりにしました。

気力があれば続きを書ける、無ければこのまま消滅・・・なんとも言えません。なんだか投げやりに近いです、すみません。ツカレター😵😵😵

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新宿イーストサイドスクエアのガーデンにて、ローズマリー

17:18 西新宿方面