変化するにちにち

合唱団“わだち” 第50回定期演奏会

22日(日曜日)浜離宮朝日ホールにて。

第1ステージから第4ステージまであったがあっという間だったような気がする。

黒人霊歌は武満徹の曲よりも気持ちが入っていた。〈歌わずにはいられない〉思いの入った言葉は、歌う方にも聞くほうにも深く入り込む。

「スターバト・マーテル」は南沢コーラスで歌って、久々に聞いたがいい曲だ。

休憩後は、“わだち”の創立者、指揮者の故諸井昭二先生が原民喜の詩につけられた曲。

急逝されて何年だろう。〈先生はどこかにいらっしゃるのだろうか〉と舞台を見回してしまう。

感無量。「藤の花」「蕗のとう」、詩は省略が効いていて静かで奥行きあり。いい曲ばかり。

20年ほど前合唱を始めた当時、諸井先生の女声合唱団も同じ曜日の練習日だった。先生は、ほとんど後ろ姿だったが、見るからに芸術家(画家のイメージ)だった。

新宿文化センターで一度だけ舞台袖からその指揮ぶりを覗き見したことがある。歌の世界に浸るような横顔、「純」という言葉がぴったり、今でもその情景は鮮明。

あ!サプライズがあったのだ。指揮者と伴奏者のピアノ連弾!良かった! 次回もぜひぜひお願いしたい。

“わだち”の団歌は贅沢!なんとドヴォルジャークの曲、「歌が心に降りてきた」。いつ聞いてもいい。。。

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浜離宮朝日ホールは築地市場駅のすぐ上だった。このホールで歌ったことがあるのに、、、まるではじめての感。

下手したらここで下へ転がり落ちる、後ろ向きに倒れるという事があってもおかしくなかった。

ルノアールの絵に見とれて写真撮っているさなか、エスカレーターに乗っていることを忘れていて、上りきったことに気づかず一瞬ふらついた。恐怖感が走った。

毎日、からだを確認して練習しているおかげで、こういう時に〈身体が細かく割れる〉のだろう。

ことなきを得た安堵感、我ながらその反応の良さに驚く、と褒めておしまい。。。