楽譜を広げると現実の枠からすこし外れて居心地が良い。「千人の交響曲」はソロが揃うと更にワケわかんないほど難しくなる。
先週書き込んだマエストロの細かい注意を、清書するようにボールペンで小さく書き直す。もうこの楽譜は使うことはないだろうから。
始めるときに新しく買った楽譜はページがパラパラどころではなく次から次に外れて使いづらく愛着も湧かなかった。
思い切って10年前のものを出してみた。Ⅰ コール部分に蛍光ペンで線を引いてある。しかも部分部分でⅡ を歌ったりもしている。不安感もあって大きく引かずにはおれなかったのだろうと容易に想像できる。
Ⅱコールに移って、音には勿論、特に楽譜に慣れるのが大変だった。消す、修正液で塗りつぶす、書き直すなどをして馴染むようになりなんとか OKというところまで来た。
暗譜の王道ってある?と縋りたくなるほど定着しない。が、あれから1週間、練習に行って今日ようやく先週の不安感が消えた。
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