母とともに(介護帰省・鹿児島)

尻無(しりなし)のお寺へ歩いて

行かないの一点張りの母、迎えに来てくださったデイの方に、
「おまいも、くいじゅごいなってみやい、てそがっじゃっど(95にもなると、大変なんですよ)」
「今日は100歳の人も来られますよ」
「………」

迎えに来てくださった方が、
「このままで、着替えなくてもいいですから、このまま行きましょう、皆んな待っとらったっど」
「んーなら、行だでむーがいな(それなら、行ってみましょうかね)」
紙パンツもズボンも朝、取り替えていた。とりあえず上着を引っ掛け、着替えを詰め込んで、いざ!ニコニコいそいそ車に乗り込む。無理強いではないので見送るほうも気が楽。

午後から同級生のKaさんと尻無のお寺に歩いて行く。早めに出てゆっくり写真を取りながら。まずは家の前。

さくら🌸桜🌸櫻  左端がヤマザクラ、山とも田とも境も色もゆるやか、染井吉野と違う。

仏の座(覚えると使いたい)と旧道

線路沿いのすみれ

坂を上がると踏切

道の右にサクラ、フジがある

名はもうどうでもよい、〈知らない〉が多すぎる。

左は自転車のタイヤ

野いちご

尻無には原風景がいっぱい残っている     れんげ田

あぜみち兼かわどてを帰る

オオシマザクラではない?

同級生Koくんが受付に座っている。場所をわきまえて、おーい!とは言わない。

お寺の河津桜がテレビ、新聞で有名になりすぎて見にくる人が多いらしい。「写真を撮られて……、この時期は洗濯物が干せないんです」前住職が話される。笑ってしまったけど……。