変化するにちにち

「元日」王安石

本年もどうぞよろしくお願いいたします❗️

そういえば「お屠蘇」の出てくる漢詩があったのでは…?中国の子供用の本を見たら最初に載っていました。

【 元日   王安石 】

爆竹の音を聞きながら一年を送った
暖かい春風のなか、屠蘇を飲む
払暁の陽光が家々を照らす
皆、旧い桃符を新しいものに取り換える

爆竹声中一歳除  (爆竹声中一岁除,  )
春風送暖入屠蘇 (春风送暖入屠苏。)
千門万戸曈曈日 (千门万户曈曈日,)
総把新桃換旧符 (总把新桃换旧符。)

「一歳」は、時代によって一年と言ったり、一歳と言ったりすると、宮城谷昌光氏の本で読んだことがあります(どの本かは???です)。

下の写真の本によれば、「屠蘇」を屠蘇酒として中国人に向けて説明してあります。「曈」は、払暁(ふつぎょう)とあります。「桃符」は、桃の木の板に神像を描いたり、神名を書いたりして玄関に掛け、魔除けにして、年に一回、春節に取り換えるとあります。

お屠蘇として日本にはまだ残っている、感激です。中国の旧正月には5,6回行きましたが、「お屠蘇」は聞いたことがなかったですね。

むかしむかし、自分のアイデンティティを強烈に確認したかった一時期、お屠蘇をスーパーで買って飲んでいました。今年はビール(村上春樹もビールでしょう?)、乾杯!

image

image