この人の魅力はいったいどこから来るのだろう。
去年、朝井リョウ(だったと思う)が毎日新聞の月一の冊子に「男になりきっていない中性の爽やかさ」という内容を書いていた。
それもありだろう、しかしすでにして「爽やか」を超越してしまっている。
自信、知性も魅力の一つではあろうが、そこに加わって底知れぬ深い何かを持つ。
その掴めない「深い何か」が言葉、表情に風格となって現れている、ということは察せられるのだが。
自己を追いかける凄まじさが、見ている「私」の欠落を埋めているのかも知れない。浅田真央にもそれを感じる。
「消しては書き」を繰り返してついていかない頭を抱え込むより、まるごと投げ出して今日のフリーを見なくっちゃ!