さ・く・ら
さくらは貝が二つの漢字でなければね、Yさんの声。20年近く前、歌集『櫻古木』を出版された中野区のYさん宅(庭は車が十台以上入りそうだった)には、大きなおおきな櫻の古木があった。 その花を見たのは叔父が亡くなった直後で、道… もっと読む さ・く・ら
さくらは貝が二つの漢字でなければね、Yさんの声。20年近く前、歌集『櫻古木』を出版された中野区のYさん宅(庭は車が十台以上入りそうだった)には、大きなおおきな櫻の古木があった。 その花を見たのは叔父が亡くなった直後で、道… もっと読む さ・く・ら
キリンの漢字を書けますか? 〈麟の華〉と命名してはじめてのお昼は約2ヶ月後の今日。2人だけでもよし、多ければなお嬉し! 前日に声をかけたら二つ返事で〈天賦の声〉の持ち主も参加。 昔の朗読仲間の3人。柔らかい声は気持ちいい… もっと読む りんのはなノおみなみたり
《虚(うろ)》 《「さびしさの果て南国ぞ旅ゆく」の母の誤読をおりおり思う》 《29日のわが生日を祖父祖母の命日が前後して包み込む》 《名を変えてみたくもあれど名づけおや祖父を思いて一穂(いっすい)点す》 《頭上なる真青き… もっと読む 短歌:2019年3月号より
歌うほうは楽しい! 虚飾なく自分を出すいうことで言えばまあOK。ピアノを聞く余裕があり、ところどころ伴奏も楽しめたのは、ピアノ合わせを通しての仲間の言葉のおかげ。 数年前までやっていた朗読に似た一体感があって、その雰囲気… もっと読む アフタヌーンコンサート
鹿児島国際大学音楽学科の「マタイ受難曲」を聞きに行く。 大したことないだろうと期待していなかった。何故ならチラシに合唱、ソリスト、オケも声楽コースの学生・院生・卒業・修了生とあったからだ。 冒頭の合唱でからだが鳴り出すよ… もっと読む ウーヴェ・ハイルマン指揮「マタイ受難曲」
土曜日に向けて気持ちはゆったりとしている。2週間前までの不安が昔のことのように思える。 持っているもの以上は出せないという不思議な安心感がある。それと同時に、日に日にからだは変わるから最後まで練習に集中する。 難しさと楽… もっと読む 糾える縄の如し
恵比寿でピアノ合わせをする日。〈松風庵主〉の言葉のプレゼントを覗いてみる。 「帆船が雨中を下りゆく。導く者の妙技にて困難を乗り切る」 いいではないか!救いの手に見えてくる。 音大出身の歌姫がアドヴァイスしてくれる。〈もっ… もっと読む 「導く者の妙技」
Yaさんにまたまた又々またまた出合った。2011年に福島から避難して来て新宿に住んでいらっしゃる方だ。いつも静かに話され、そしてどことなく気品が感じられる。 彼女と知り合ったのは2011年。ボランティアとして月に一回行っ… もっと読む 偶然に出会う人
虹が二つ。撮るときは残念ながら気づかなかった。写真を見て、あれ??? 目の錯覚も疑ってみる、無知はおそろしい。 急に降り出したと思いきや1分も経ずして止む。〈狐の嫁入り〉は何年ぶり?靄の中の光、長く伸びた樹の影が美しい。… もっと読む 「アレキサンダーの暗帯」
なぜこうもゆったりしていられるのか、1週間前の精神状態とは雲泥の差。 いざとなったら逃げ出す、逃げ道のイメージが深層ではあったに違いない。でなければ、〈できなーい!あっはっは!〉では居られなかったはず。 『言葉が劈(ひら… もっと読む こころは「楽に寄す」