短歌:2022-7《音なふ》
たまかぎる夕べさくらの降りやまぬ寂しきときを魂(たま)降(お)りてくる// 夕暮れて桜しとしと もういない人は雨です 傘に「音なふ」// ガラス戸を隔てていても名がすぐに出て来なくても会いに行きます// 食べ… もっと読む 短歌:2022-7《音なふ》
たまかぎる夕べさくらの降りやまぬ寂しきときを魂(たま)降(お)りてくる// 夕暮れて桜しとしと もういない人は雨です 傘に「音なふ」// ガラス戸を隔てていても名がすぐに出て来なくても会いに行きます// 食べ… もっと読む 短歌:2022-7《音なふ》
4人だけど全員そろって感無量。決して大袈裟ではない。待ち遠しかった。 長く続いてきた1人2首、3首出しての批評。コロナ禍の前まで当たり前のように毎月行っていたことが今日はしみじみいとおしい。 11時開始にしたのは歌会のあ… もっと読む 2年ぶりの歌会
アンドレア・バッティストーニの指揮棒で歌えない春これで二回目// いきものは息をするもの ふくらんでふくよかに體(からだ)自在にあれよ// 近づいて見つめる花のあかねさす紫華鬘(ムラサキケマン)すぐなる背筋(せすじ)//… もっと読む 短歌:2022-6《春》
集まったのは11首。「好日」以外の方の参加もあって活発。批評は1首15分、8首が終わる12時から15分間の休憩を挟んで13時まで。 作者名は伏せて2日前には全ての歌が揃う。日曜日朝までにそれぞれが書いて準備(たぶんです)… もっと読む web歌会・2022年5月
《競争に遠く舞いつつ絶対の存在愛(かな)し はなびらになる》 《水になるピアノのねいろ水をえて舞う人水は涙ににている》 《身のうちの悲をまとう花噴きいでて花の高みへ引き連れていく》 《「春よ、来い」その旋律のはなびらの遠… もっと読む 短歌:2022-5《羽生結弦》
「ひかり」から「さくら」に座り九州で「つばめ」に出合う乗って行こうか// 乗務員交代告げるアナウンス「さくら」にて聞く九州なまり// 熊本を過ぎる頃より水音に包まれるここちす水俣はもうすぐ// 水俣を出水を過ぎて川内へふ… もっと読む 短歌:2022-4《ただいま》
「吸う息で被害者となり吐く息で加害者となる」今日も晴れてる/ 一枚のガラスの厚き隔たりの向こうの母に何が届こうか/ 部屋に行こうゆっくり話そうと言う母に職員が何か説明している/ 「おかあさんまた会いに来ます」晴れやかな声… もっと読む 短歌:2022-3《日月碗》
息を呼(は)き息を吸う身体 わたくしのものにはあらぬものが支える/ 賜物のような空気を身体にとりこめば言葉、歌声となる/ 息を呼(は)き息を吸いして生きているからだは母というもの恋し/ 目の前の家… もっと読む 短歌:2022-2《息》
もどかしさにも慣れた? 10時から12時半まで。10人の参加で一首を15分かけて批評。 夜は番外編ということで、言い足りないと感じた所、疑問点、自歌自解のようなものまで、8時から10時近くまで自由に言い合った。 〈慣れた… もっと読む 2022年2月Web歌会
呼びかたの定まりし無きわが名前ここらあたりで半分捨てる// とはいえど名前の中に父母祖父母あると思えりそれだけで足る// 全細胞のはたらきだろう吐く息に御座す心地すせんぞだいだい// 細胞とは水玉のようなものであれ膨らみ… もっと読む 短歌:2022-1《足る》