短歌:2022-9《出遇いは震え》
向日葵はここに立つかぎりその影も歪むことなくゆらゆら自由、か。// のほほん立つ日日(にちにち)のニッポンの私よいったいどこを見ている // 爆撃が突然来たらこの場所も、わたしも黒くくずおれる壊れる // 新しい駅が生ま… もっと読む 短歌:2022-9《出遇いは震え》
向日葵はここに立つかぎりその影も歪むことなくゆらゆら自由、か。// のほほん立つ日日(にちにち)のニッポンの私よいったいどこを見ている // 爆撃が突然来たらこの場所も、わたしも黒くくずおれる壊れる // 新しい駅が生ま… もっと読む 短歌:2022-9《出遇いは震え》
好日・東京支社の歌会を高田馬場で持つ。 誰から出るともなく、改めて皆で確認したことがある。〈歌会とは批評の場である、感想を言い合うところではない〉ということ。 選んだ言葉が思いを伝えきれているか。自分の歌は見えにくい、見… もっと読む 歌会は批評の場
六月の森は静かだこの地では薙ぎ倒されるという不安なく// 向こうより来る人もマスクしておらず目と目を合わすきっと同志だ// ガラス戸のペットショップの猫ちゃんと目が合ったから挨拶をする// 昨日見た子猫はきっと売れたのだ… もっと読む 短歌:2022-8「愛」という音
好日・東京支社の亡き山本雅子を思い出す。大昔、歌会で、「猛暑」と言いたくなかった。 「鬼の暑さ」はいかが? と言葉をプレゼントしてくださった。言い得て妙! 歌集にももちろん入っている。 「鬼の暑さ」に閉じこもって昨日のよ… もっと読む 「鬼の暑さ」
木の幹に置くてのひらにざらざらの奥のふわふわの息が来ている // ・・・ 今日で7月が終わる。締めくくりにふさわしい言葉が何もない…、と思っていたところへ「好日」の8月号が届いた。 あ!歌が載っている。大会詠草用に出した… もっと読む 忘れていた歌1首
たまかぎる夕べさくらの降りやまぬ寂しきときを魂(たま)降(お)りてくる// 夕暮れて桜しとしと もういない人は雨です 傘に「音なふ」// ガラス戸を隔てていても名がすぐに出て来なくても会いに行きます// 食べ… もっと読む 短歌:2022-7《音なふ》
4人だけど全員そろって感無量。決して大袈裟ではない。待ち遠しかった。 長く続いてきた1人2首、3首出しての批評。コロナ禍の前まで当たり前のように毎月行っていたことが今日はしみじみいとおしい。 11時開始にしたのは歌会のあ… もっと読む 2年ぶりの歌会
アンドレア・バッティストーニの指揮棒で歌えない春これで二回目// いきものは息をするもの ふくらんでふくよかに體(からだ)自在にあれよ// 近づいて見つめる花のあかねさす紫華鬘(ムラサキケマン)すぐなる背筋(せすじ)//… もっと読む 短歌:2022-6《春》
集まったのは11首。「好日」以外の方の参加もあって活発。批評は1首15分、8首が終わる12時から15分間の休憩を挟んで13時まで。 作者名は伏せて2日前には全ての歌が揃う。日曜日朝までにそれぞれが書いて準備(たぶんです)… もっと読む web歌会・2022年5月
《競争に遠く舞いつつ絶対の存在愛(かな)し はなびらになる》 《水になるピアノのねいろ水をえて舞う人水は涙ににている》 《身のうちの悲をまとう花噴きいでて花の高みへ引き連れていく》 《「春よ、来い」その旋律のはなびらの遠… もっと読む 短歌:2022-5《羽生結弦》