短歌:2025年9月号より
⬆️一茎の孤高・曼珠沙華 ・ ひかり遮る// 何かへんハルキムラカミどうみてもハルキムラカミは村上春樹// 自らをむかし猛毒いま微毒と笑い笑わす高野公彦// 七月の日傘はけなげ 唯一人わたしのために光さえぎる// ほんと… もっと読む 短歌:2025年9月号より
⬆️一茎の孤高・曼珠沙華 ・ ひかり遮る// 何かへんハルキムラカミどうみてもハルキムラカミは村上春樹// 自らをむかし猛毒いま微毒と笑い笑わす高野公彦// 七月の日傘はけなげ 唯一人わたしのために光さえぎる// ほんと… もっと読む 短歌:2025年9月号より
⬆️鹿児島中央駅を出て竜ヶ水と重富の間 ・ 水の地// 竜ヶ水、出水、垂水(たるみず)六月が来てふるさとの地も梅雨に入る// 知覧茶は手軽に買えるものなれど知覧の茶なり味楽めず// 朝の床を拭き終わりたり素足なる足裏謐(… もっと読む 短歌:「好日」2025年8月号より
⬆️福鶴(YouTubeを見て心込めて折った) ・ トキさん// 新宿の箱根山辺り足裏が目覚めはじめる快(かい) 土の径// トキさんはもうすぐ102 さん付けて呼ぶほど遠くなりたり母は// 足裏に伝わる土の感触をよろこ… もっと読む 短歌:「好日」2025年7月号より
⬆️阿久根市牛ノ浜海岸 頼山陽「阿嵎嶺」の詩碑は駅から徒歩で10分(5分?)です😊・ さくらばな/ さくらばな夕さり夜さり風に触れて夕さり夜さり母の〈思ほゆ〉/ いくそたびこの海沿いをいくそたび立ち止まりつつ会いにゆきし… もっと読む 短歌:「好日」2025年6月号より
⬆️ 阿久根市大川の霧島神社(車窓より) ・ 『硝子戸の中』// 南(みんなみ)のふるさとの春 父逝きて五十年後のおぼろなる春// 證海寺の河津桜の影の濃し読経の声濃し父の五十回忌// 聞き慣れし先生の読経いまここに居た… もっと読む 短歌:「好日」2025年5月号より
・ 凱風// メロディを持つ詩(うた)がある 歌うとき凱(やわ)らぐ めぐりの風がやわらぐ// またしてもこの窮屈な洞窟を潜れと言うか これはきっと夢だ//(怖い夢でも、夢だと思うことで恐怖が和らぐ、これはきっと身体の防… もっと読む 短歌:「好日」2025年4月号より
⬆️ アセビ・馬酔木(穴八幡宮) ・ 小雨の寒い日でも4人が揃う\(^o^)/。。。 いつものように1人3首出して批評。 俳人でもある94歳の大先輩の表現、言葉の繋がりに味わいがある。語彙力も相当なものだが、1首に「言葉… もっと読む 「好日」東京支社歌会(2025-4)
⬆️17:28 ・ 4人揃って嬉しい。互いの批評を終えてランチの場所に、気持ちはスキップして移動。 いつもの奥の指定席で、お昼時はニコニコ、身を乗り出してメニューを凝視、至福の時。 トマトジュースとビールで乾杯!\(^o… もっと読む 「好日」東京支社歌会(2025-3)
⬆️ 24日17:15 ・ 音// 落葉落葉 踏むよりもそを蹴ってゆけ蹴りつつ生(あ)れる音を聞きながら// 「ゆふぐれ」が来てもみじ葉の照り失せるところまで来つ 諦めようか// 諦めを受け容れるための知恵としてある如く… もっと読む 短歌:「好日」2025年2月号より
・ 早稲田の奥地/ 手のほどに小(ち)さき擂鉢擂粉木(すりばちすりこぎ)の動きこまやか味噌溶いている/ 小鉢にて味噌を溶きつつ「味噌汁がまことにおいしい」母が声来る/ これの世にまだおわします「かあさん」にも届くであろう… もっと読む 短歌:「好日」2025年1月号より