糾える縄の如し
土曜日に向けて気持ちはゆったりとしている。2週間前までの不安が昔のことのように思える。 持っているもの以上は出せないという不思議な安心感がある。それと同時に、日に日にからだは変わるから最後まで練習に集中する。 難しさと楽… もっと読む 糾える縄の如し
土曜日に向けて気持ちはゆったりとしている。2週間前までの不安が昔のことのように思える。 持っているもの以上は出せないという不思議な安心感がある。それと同時に、日に日にからだは変わるから最後まで練習に集中する。 難しさと楽… もっと読む 糾える縄の如し
恵比寿でピアノ合わせをする日。〈松風庵主〉の言葉のプレゼントを覗いてみる。 「帆船が雨中を下りゆく。導く者の妙技にて困難を乗り切る」 いいではないか!救いの手に見えてくる。 音大出身の歌姫がアドヴァイスしてくれる。〈もっ… もっと読む 「導く者の妙技」
なぜこうもゆったりしていられるのか、1週間前の精神状態とは雲泥の差。 いざとなったら逃げ出す、逃げ道のイメージが深層ではあったに違いない。でなければ、〈できなーい!あっはっは!〉では居られなかったはず。 『言葉が劈(ひら… もっと読む こころは「楽に寄す」
金曜日はレッスン仲間宅でピアノ合わせ。まったく歌えない、それもそのはず、初めてのことばかり。 言い訳無用。不安を減らすには練習あるのみ。昨日よりは良い、明日は今日より良くなるに違いないと必死に言い聞かす。とは言え精神状態… もっと読む 冷静にシニモノグルイ
2月がずいぶん前に思える。実家に帰る前に東京藝大生の「フランス歌曲演習発表会」を聞きに行った。 表現で、聞き慣れた曲が別物のように輝くことを目の当たりにし、身を乗り出して聞き入った。 ・・・・・ バレエダンサーの米沢唯さ… もっと読む 「自分を劈く」米沢唯さん
〈今日は喉頭がよく下がっていますね〉とおっしゃる先生。ほんのわずかな身体の変化もキャッチしてくださる。この一週間はとくに喉頭を死守とばかりに意識していた。 発声のみではまだしも歌うとなると意識の保持が難しいが、すこしずつ… もっと読む 〈麟の華〉
朝だけの予定だったが、夜は新しいところへ進むらしい。夜も行かねば。 好きで練習してはいても、去年一年を通して無意識ながら頑張りすぎていたのかもしれない。なぜなら、特にデジタル音を聞くと耳が拒絶し、悲鳴をあげているように感… もっと読む 合唱へ(朝 & 夜)
指揮者、アンドレア・バッティストーニはひょうきん、ユーモアあり。ゲネプロでは〈神秘の合唱〉のやり直しが多く、緊張感もMAX状態。 「この大切なところをしっかり歌ってくれないとお客さんに対して済まない、〈ハラキリ〉(ジェス… もっと読む 千人の交響曲・悲喜こもごも
マエストロの言葉はもちろん、合唱指揮の先生、そしてソリストひとりひとりの言葉が聞けることは明日からのエネルギーになる。 千人の交響曲が始まるときに文化センターの担当者から聞いたのは、マエストロが年々忙しくなっているので、… もっと読む 千人の交響曲・解団式でのこと
ゲネプロは思った以上に短時間だった。昨日うまく行かなかった部分のおさらいというと簡単そうだけど、緊張感は本番さながら。 しかし今日までにもう本当に、繰り返し繰り返し繰り返し、もう一度もう一度もう一度、特に男声は何十回とな… もっと読む 千人の交響曲・本番へいざ!