変化するにちにち, 母とともに(介護帰省・鹿児島)

車中にての思い

「泣くなアーナンダよ」。死が近づいている釈迦が、泣いている弟子アーナンダを諭す言葉(中村元『原始仏典』より)だ。

いつ頃からか私は、母に死が近づいたらこの言葉に助けられるだろうと思って来た。

母の米寿祝いの時には兄もまだ健在だった。その辺りから母が、口癖のように繰返していた言葉がある。

「有難い人生だった」と、常に過去形で10年間言い続けて102歳の大往生だ。

親が日々、感謝の言葉を口にして生きて来たのだ、何を大きく悲しむ必要があろう。

必要以上に悲しまず、静かに命というものを見つめ(られるだろうか?)たい。

⬆️16:03発〈ひかり〉に間に合った

⬆️鹿児島まで行くのはさくら571が最終

⬆️新大阪から指定席にしておいてよかった。

椅子もテーブルも上質で広い。