詠う(短歌)

短歌:好日2021年3月号より

《 はみ出す色 》 //

とりあえずここで一旦立ち止まり毒出すように息吐いてみる //

世の中がコロナ一色になる時をはみ出す色の美しからむ //

明日もしも「感染者数」が増えたなら文庫本は家に置いて出かける //

新しい落葉さわさわ古びたる枯葉からから風のなすまま //

思い出すことの不可思議巡りつつ津の守坂(つのかみざか)をまた上りゆく //

草花のあちらこちらに開きたり自然の一部のわれら縮こまる //

歩かねば憂鬱になる、のではなく歩ける足で立ち上がるのだ //

・・・いろいろ問題ありですが…・・・

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右奥は戸山教会で下が〈森の径〉。太い枝を揺らすほどの強い風、、、花はまだ持ち堪えている。

枯れた(ように見える)幹に新しい枝が、花が生まれている。