変化するにちにち

響いたやりとり

高田馬場に用事がある。歩いてだいたい30分ほど。コズミック通りから戸山公園大久保地区を抜けるとすぐだ。

大久保地区にはホームレス(かどうかはわからないが)の人たちが多い気がした。歩きながら「好日」東京支社の故山本雅子を思い出した。

品川での歌会の帰り、道端にホームレス(おそらく)のおじいさんがうずくまるようにしていた。

山本さん(当時90歳前後)は彼女が持っていたサンドイッチを彼に差し出して、「誠に申し訳ないことですが・・・年寄りが欲張って買ったのだけど多すぎて・・・年寄りを助けると思って受け取っていただけませんか」というよう言い方だった。

「ありがとう!」とその老人は受け取られた。その「ありがとう」が、〈気持ちを全て受け取ったよ〉とずしんと身に響く言い方だった。2人ともすごい、と当時の感激は今も鮮烈に残る。

今日そのことを思い出し胸が熱くなった。山本雅子は折々に助けてくれる。「花びらは散っても花は散らない」。

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新宿コズミック通り

早大理工学部横からスポーツセンターのある方へ

ゆりの木、まっすぐ高い。左手前も正面の2本もゆりの木。

見上げるようには写せないけど

いつものことながら迷う。梅の木に止まっていたのは鶯ならぬ雀。