歌う

レッスン(22)ひとりごと

今年一年、精神も身体も凹凸、大きい振幅を繰り返した。それでも歌う身体は面白い。

〈まだまだ出来ない、ちゃんと歌えるようになってから〉という呪力に縛られず、うろうろあたふたしながらも〈歌いながら慣れる〉を選んだ。

一番大きいのは先生の存在。訳もわからず、ただ好きというだけで選ぶ曲に対し、先生はその時々に、〈今の私〉を越えるための曲を提案、薦めてくださる。

練習し始めたアリア、「Ach ich fühl´s」(モーツァルト)も馴染んできた。これを歌えるようになったら、、、願わくば、より〈ふくよか〉なココロ・カラダになっていますように、、、の思い。

おりおり楽譜を眺めながら大切にたいせつに眠らせておいた2曲がある。シューベルトの「Auf dem Wasser zu singen」(水の上にて歌う)と「Der Zwerg」(小人)。

「水の上で歌う」は短歌のようにすんなり歌詞に入っていける、そしてようやくレッスンに持って行くための練習を始める。「小人」はたぶん来年、それも後半のお楽しみ、というところかもしれない。

たまたま見たテレビでの舘野泉氏言葉に頷く。

できるできないよりやりたいことが見えることが大切。

都合よく拡大解釈すれば、〈じょうずへた〉より歌いたい❣️ことが大切。