歌う

こころは「楽に寄す」

なぜこうもゆったりしていられるのか、1週間前の精神状態とは雲泥の差。

いざとなったら逃げ出す、逃げ道のイメージが深層ではあったに違いない。でなければ、〈できなーい!あっはっは!〉では居られなかったはず。

『言葉が劈(ひら)かれるとき』(竹内敏晴著)を捲ってみたくなった。左手で気持ちを込めて開く。果たして「今」必要な言葉があった。

「追いつめられ追いつめられて…ある瞬間パッとできる。とたんにからだ全体が溶けたように自由になって、息づかいから表情まで人が変わってしまい…」(124頁)。

いくつもの言葉に助けられて身体は、予想を大きく裏切って変化した。まだまだではあるけれど、1週間でこんなにも速いパッセージに慣れるものなのかと感動する。

癒しというより力 ? 音楽が、今までになく途轍もない何か大きいものを与えてくれている。

「楽に寄す」(シューベルト)を聞いてみる。タイミングの重なりもあってじーんとくる。

戸山公園箱根山地区の〈森の径〉(13日)

14日

石蕗 産毛(と言う?)がうつくしい

石蕗、音も葉もとくべつ

鈴懸 葉が散ってしまって実がはっきり見える

紫陽花の葉が解けはじめる

雪柳

レッスンに向かう途中、〈あら〉と声をかけた。猫がいる風景はどことなくなつかしい(15日)

今週はレッスンに2回行く。1回は仲間と、昨日はひとりで。プレコンまでにあと1週間ある。初めては怖いもの知らずなのかもしれない。