詠う(短歌)

短歌:<好日>2019年2月号より

《 大円 》

《「過ぎ行きは比喩にすぎない」有無(ありなし)の風のような息で歌い始める》註:「」内は〈千人の交響曲〉Ⅱ 部のゲーテの詩

《 傷あとに霧の湿りが沁み込んでくるけどそれは煌めきである 》

《 祖母たちは六人姉妹それぞれの子が嫁(ゆ)き来して大円成せり》註:わが祖母2人はこの6人姉妹の長女と4女

《 何百年も生きて虚持つ大公孫樹かたむきながら踏ん張っている 》

・・・・・2首を削除。1首目を改作。元は、「歌は始まる」だったが事実に近づけた。どっちがいいのかよくわからない。

・・・・・3月4日午後、東京支社歌会。そのあとビール&トマトジュースで乾杯! 帰省中は一度も飲まなかったビール。おいしい!

帰省中は一度もビールは飲んでいない。母にあれこれ言われるのがたまらない。

「おなごんよいでビールどんので(女のくせにビールなど飲んで)」と必ず言う。

〈男は宝〉が口癖の、母のこういう言葉を聞くと、とくに高校生の時の悔しい、苦しいという感情が現れる。

そして母のことを書きはじめると、いつの間にか砂の中でもがいている感覚に陥ってしまったりする。

セラピーによってかなり薄らいではきたが、今日のように、書いているうちに頭を擡げる時もある。