変化するにちにち

天賦の声(2)

「しらたま会朗読発表会」を聞きに高田馬場へ。先生は劇団民藝の女優、白石珠江。読んだのは5人で味わい深いものばかり、特に国木田独歩の「画の悲み」。

毎年、南沢コーラスの演奏会を聴きに来てくれるKさんが上手くなった!を大きく飛び越えている。口が開いて声の通りが並みじゃない、「場」が一変する。壁がない、表現がストレート、まるで講談調!神田紅さんのお弟子さん?

はじめてあった時から彼女の声は特別で、日常の会話も軟口蓋が上がっている(自分では気づいていないようだけど)が、朗読の表現力はまだまだだった。今回恐ろしく成長、マコトニ驚いた。

プロでもなかなかここまで感動することない。プロになれる(何歳かは不明だが)、遅くないよ! 赤ちゃんのように自由、プラスα の彼女の表現だ。

全身での表現かくありたし!まっすぐな表現が非常に心地よかった。太宰治「裸川」。好きではなかった太宰がひっくりかえった。