変化するにちにち

カナメモチ(要黐)

「どこかに安易に帰着しない『不安定』さを楽しむということは、一つは『分かる』ということをあきらめるところから来ると思うのです」「僕らちは分からないことは不安なので『ああ、これはこうね』と自分の知っているどれかの範疇に分けて、解決したくなります」『変調「日本の古典」講義』( 内田樹 × 安田登 ) ( 207頁)

これで何回目?広辞苑でカナメモチを調べてみる。新葉が紅いとある。じゃぁ、カナメモチとベニカナメモチは同じ?〈ベニカナメモチは総称で、品種として登録されていない〉のだと。

ベニカナメモチとレッドロビンは「同じ」だったり「違う」だったり。

もうこれ以上あれこれつべこべ言わず「不安定」、宙ぶらりんのままを「楽しむ」(できる?)ことにする。

実物は大したことないと思いながら撮ったのに、写真となったとたん、色がきれい。

この間、戸山公園管理事務所の方に教えてもらったモチノキ。花はもちろん、葉の色も名もダンゼンこのモチノキ! 目にもやわらかく静か。