母とともに(鹿児島)

大雨大風大寒

雨の音で目がさめる。身体にずんと来る。

身体が一枚のうすい何かで覆われて雨の中にある感覚。東京では、雨は向こう、私はこっち、と雨と私は完全に隔離されたような世界、恐怖とは無縁ということを思い知る。

母は慣れているのだろうか何も言わない。そのあとは大風。

隣の屋敷跡にここ何日かで白い花が目立つ、さわやか。梅ではないし、桃の花だったら桃色、でも白い。もしやスモモ? 〈李白の李〉と考えるだけで弾む憧れの花。

2年前、文京区の関口芭蕉庵にわざわざ見に、ではなく会いに行った花、隣の屋敷跡にあるとは。

風で大きく揺れているけど、「下手なテッポも…」と何十枚も写し、2枚だけなんとかピントが合った。