詠う(短歌)

短歌:「好日」2017年11月号より

《 器 》

《  根元より幹ねじれつつ伸びながら傾きはじむ桜も、国も  》

《  隣国は光復節の八月を日本の無窮花うつむかずあれ  》

掲載された6首の中から4首選び、あれこれ迷い2首になってしまった。題の〈器〉は薩摩焼の沈壽官氏を詠んだのだけど、表現未熟で気に入らず削った。

2首目は10月号に出したが、完成されていないと感じて改作したもの。これで伝わるのか心もとないが、誇りをもって咲いてほしいとの気持ち。自分で説明してしまったけど、〈歌会〉ではないのだし、ま、ユルシテイタダコウ。