変化するにちにち

不思議な感覚

美山の空気をたっぷり吸い込んで名残惜しいけど、伊集院駅に戻って川内まで。そこからおれんじ鉄道で実家へ。薩摩高城(さつまたき)あたりから海が見える。風が強い。疲れていても海が見えると写真を撮りたくなる。

西方(にしかた)の人形岩。

白波を見ているだけで寒い。

土曜日、母がデイサービスへ行った後、農協の婦人部の方が手づくりの味噌を届けてくださる。独居老人の見回りを兼ねているのだと。

風もなく天気が良い。いつの間にか高菜が干してある、きっとMおばんだ。

川で高菜を洗うMおばん + 。寒そうだけど懐かしい。母が元気なころは私も川で野菜を洗い、服を濯ぎに行った。夏だったけど。

14日火曜日、父の祥月命日に来ていた兄も帰り、母はデイサービス。今日、速達で歌の原稿出しに行って少し落ち着くが、まだ美山の空気が身体に入り込んでいる。ここに居るのにここの空気に十分に馴染めていない、そして落ち着かない、その落ち着きのない自分にうろたえているような不思議な感覚のなかにいる。