変化するにちにち

浅田真央(2)

浅田真央へなぜこうも惹かれるのかとの問いにピタリと嵌まる言葉を、タイミングよく説明してくれた本がある、内田樹『武道的思考』(筑摩選書)。

イチローについて書いている。「凡庸な人間には決して達することが出来ない境位に私たちを導いて」くれる。「ある境界線を突き抜けてしまった」「卓越した身体能力」を持ち、「歩み続ける」「それは『遠くを見ている人』に固有のおもざしである」。(183-185頁)

彼女の演技に惹きつけられるのはきっとこういうことだろう。いとも簡単に(ではないだろうけど)言ってくれる内田樹、さすが!と「タツラー」として思う。

26日朝刊で、浅田真央続行を明言との記事を読み、安堵感と…言いようのない思いに胸が塞がる。彼女が現役である限り「マオラー」(あるんだっけ?)として応援する。