変化するにちにち

〈’Breathe’ 呼吸して〉

聞こえるのは川の流れの音と蝉の鳴き声のみ。昨夜の屋根を叩く大雨で流れの音も大きい。姉夫婦を見送り母はデイサービスへ。

Mおばんがまたまたまた煮しめを持ってきて下さり、
上がらんけ(上がってください)」と言っても「んーにゃよがで、いっき戻らにゃ(いいえいいですよ、すぐに帰らないと)」と言いつつ一時間以上立ち話、ではなく座って話す。
涼しかったのは土日の二日間だけで今日も蒸し暑い。

結婚式後、ご近所さんだれでもごちゃ混ぜ宴会で子は飲み過ぎて、吐いて吐いて……吐いて…、翌日もフラフラ状態で帰って行く。「あなたは厳しすぎる、私は子にはああいう風には言えない」と姉に言われる。そうかもしれない、そうではないかも知れない。兄も姉も子に「頑張ってね」と声掛けしていたけど……。。。

頑張った記憶がほとんどない私はそのようには言えない、頑張るなとも言えない、よく分からない。

姪の結婚式が終わり、一人去り二人去りして四人去って今ひとり。

なんとも言えぬ静かな空気感、いつもと違う悲しみのなかにわずかに交じる心地よさ、今ここを、一瞬一瞬を、悲を静を寂を、味わい尽くす。

ティク・ナット・ハン氏の名言
◇ 原 文
“Smile, breathe and go slowly.”
◆ 翻 訳
「微笑んで、呼吸して、ゆっくりと行くように。」