変化するにちにち

歌える日*沈丁花

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待っていた。合唱に行ける!足裏から頭まで充分に緩めて目覚めさせて行った、つもり。毎日、ほんとうに毎日歌っていたので早くこの場に、ここに身を置きたかった。会場での顔が新鮮。
歌えるということは、周りに妨げるものがないということだ。

朝、会場への道で沈丁花を見た。終わってお昼を食べに行くときも出逢う。帰りに新宿7丁目の古い家の前を通るとまた見つける。

香がからだをすっと下りてゆく。松の木、ローズマリーと何か通じるところがある。清涼感、澄んでいる、森林浴、アロマテラピーだ。

そういえば…。20年近く前、伊豆半島の海に沿って2時間歩いたことがある。松の枯葉の山道を、松の香だけの山道を香に包まれて歩いた。浄化されているようなあまりの気持ちよさに、身体じゅうの血が入れ替わると感じた。沈丁花の匂いにそのことを思う。

「マインドフルな呼吸法」を意識しながら一歩一歩を、一呼吸一呼吸を味わう。