変化するにちにち

雨の東京に思い出すこと

魚の漆黒の影
実家に介護に帰っていたとき、従姉妹と墓参りがてら、探検するようにうろうろあちこちして帰りに川を覗いた(いい歳して探検とは!大いに楽し!)。

漆黒の影が動く、いっぱい動く。水は澄んでいるが、石の色に近い魚そのものはよほど注視しなければ見えない。光が強いのでよく見える。真っ黒い影がいっぱい動いている。ああ、こんなこと!小さいころは当たり前だったろうに、今は不思議で感動的。

痛い悲しい?を感じる内臓がびっしり詰まっていればこそ強い光を遮ってできる魚の影。今日の雨に思い出す、あの時に見た光の景。

桜もこの雨で終わるだろう。友は良いタイミングで日本に来た。私も介護に行く日にちをずらしたおかげで先週1週間、春のほどよい温度と桜と光を彼女と心ゆくまで味わった。

テレビでは小椋佳が歌っていた。まさに「顧みれば」の心境。